ワインの健康年齢

 米国のワイン専門誌Wine Spectatorを読んでいると、ワインの飲みごろの目安として、①drinkable②to hold③to drinkの表示が目に入る。説明するまでもないが、①は飲みごろになりました②飲みごろまで待ってください③ 飲みごろに達しているので、時間を置かないで飲んでください、というメッセージを伝えたいのだと理解している。白の一部も含めて長期熟成が期待できるワインに対する指標のようなものだ。
 ワインの「健康年齢」は、収穫年から年月が経っているにもかかわらず、ワインとしてどの程度楽しめるのかを伝えようとして使っている。例えば「健康年齢が高い」は年数が経っている割には良好な状態にあるものを指している。「健康年齢の範囲内」は飲みごろに入ってから時間が経過しているが、まだワインとして十分に楽しめるという意味。「健康年齢はそろそろランディング」は③to drinkにほぼ近い。とって置かないで飲んだほうがよいという意味。
 バローロ系のネッビオーロは長い時間をかけて熟成するので、健康年齢を維持する時間が長い。これはビオンディ・サンティのブルネッロについても同様なことがいえる。フリウリ地方のいくつかの白ワインは高い健康年齢を保ち続けるが、これは珍しいことではなく、テロワールからの贈り物である。15年以上継続的に輸入してきたRonco del Gnemiz, Vie di Romans, Vajra, Montevertine, Talenti, Il Poggione, Siro Pacenti, Isole e Olena, Tascaなどの古酒に関しては、多くの体験を積んできているので、おおよその健康年齢は判断がつく。