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Tasca d’Almerita

Tasca d'Almerita

タスカ・ダルメリータ

 このワイナリーと僕とのかかわりは長く、そしてやや込み入っている。取り引きを始めたころ、タスカは販売には関与せず、パレルモのMID社にすべてを任せていた。1998年9月にMID社を統率していたイニャツィオ・ミチェリが亡くなって状況は一変した。国内販売は、タスカが自前の営業組織を持つようになり、海外(ヨーロッパも含め)はフィレンツェに本拠を置くGMGが引き継いだ。エトリヴァンは、取り扱うブルネッロ・ディ・モンタルチーノの多さもあってか、トスカーナ系のワインを得意とする輸入業者と思われているが、実はシチリア島とのかかわりも長く、四半世紀を超える。レガレアーリ(Regaleali) ビアンコはタスカのシンボルで、ハウスワインとして多くのレストランで使われてきた。そして今もそうである。
 写真は、タスカの赤ワインを代表するロッソ・デル・コンテ(Rosso del Conte)で、クッチーナ・ヒラタの平田シェフが、その昔買って保管していたものを娘、杏奈の成人を祝って2001年に開けてくれたもの。このラベル(よくダンボール紙みたいなラベルとからかわれた)の時代は、熟成に栗の木樽を使っていた。この頃(1981年)のコンテは、シチリア島のテロワールが投影されたワインだった。今のコンテは一段と美味しくなったが、シチリアの島影は遠くになりつつあるように思う。ワインのスタイルも味も、グローバリゼーションと無縁というわけにはいかないらしい。

1986年より現在までMID及びGMGを通して輸入。
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