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Villa a Tolli

Villa a Tolli

ヴィッラ・ア・トッリ

 このワインを輸入した理由は不明。それでも4ヴィンテージは輸入しているから、どうでもよく付き合った訳ではない。知り合ったのは、毎年2月にモンタルチーノで開催されるベンヴェヌート・アル・ブルネッロ(Benvenuto al Brunello)だった。
 このワイナリーの内部は、もうしばらく行っていないので今は知らないが、とにかく雑然としていた。たぶん、僕が見たワイナリーの中で清潔度はゼロ点。あの内部を見た人は、驚いて買う意欲を失ってしまうのではないか。それでも買い続けた理由は、自分でも分からない。事務的なことがまったくダメな人たちで、ファックスは通じない。E-メールもない。本当に仕事がやりにくい人たちだった。しかし、ブルネッロの品質は良かった。ただし、飲めるまで時間を要するタイプで、購入者に相当の忍耐を強いる。最近、2001ヴィンテージを開ける機会があった。ワインは美味しかった。一緒に飲んだ素人の印象も同様だった。ワイナリーや人の印象はさておき、ヴィッラ・ア・トッリのブルネッロは、熟成の道のりに信頼がおける。大袈裟に言えば、こういうワインは買ったことを忘れた方がいい。
 もうそろそろなくても良いのではと思いながらも、ついつい輸入してしまうのはどうしてだろうか。

1998年ヴィンテージより生産者から輸入。