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Casa Zuliani

Casa Zuliani

カーザ・ズリアーニ

 このワイナリーとは、泊ったペンションで知り合いになった。2007年9月、昔アバッツィア・ディ・ロサッツォで働いていたアンナ・ブランドリン(Anna Brandolin)が経営している宿で、このワイナリーの販売担当者と出会った。僕らは宿泊者だったが、彼らはその晩はアンナの家族と夕食を共にしていた。挨拶を交えているうちに、ワイナリーに来てみないかという話がいつの間にか出来上がった。日程を更に窮屈にしてしまったと、しばし悔いた。それでも、昔タレンティのところに行って、たまたま紹介されたイル・ポッジョーネという例もあり、やがては「何か良いものが見つかるかも知れない」という積極的な気持ちになれた。
 実際に行ってみると、ワイナリーの中は工事中で、足の踏み場がないくらいだった。9月中旬で収穫期もすぐ目の前に迫っていて、本当は僕を相手する余裕はなかったのではと思う。一通り試飲させてもらってから、気になるワインを2種類サンプルとして持ち帰った。それが、ヴィンター(Winter)シリーズのメルローとシャルドネ。これらは、品質的に非常に優れているばかりでなく、価格も素直に受け入れられるものだった。とくにメルローは、日本産のトップと同じ品質と思った。しかし、価格は半分以下。このあたりに、ヨーロッパ農業の、いわば強さみたいなものをみる。 これは、まったく余計な話。星の数ほどあるワインの中から出会う人たちとワイン。この仕事に就いて25年。ワインに出会って、そこに生まれた人々との交流。アンナは、ワインの仕事から離れてはいるが、またそれを軸に新しい人々の流れに身を置いている。ワインに感謝。
 

2007年から生産者より輸入。
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